東南アジアで生活すると、よく使うのがフードデリバリーサービス
日本の感覚だと、デリバリーは高いといったイメージがあるかもしれません。
しかし、マレーシアを含む東南アジアでは、うまく使えばお店に行くよりもかえって安くなることがあります
この記事では、新しく東南アジア(特にマレーシア)に来る方向けに、フードデリバリーサービスのお得な使い方を解説します。
マレーシア以外の国、例えばタイやベトナムなどでも同じように利用できるので、一見の価値アリ!

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東南アジアでは一般的なフードデリバリーサービス

日本ではお寿司やピザなどが一般的なデリバリーサービスですが、いずれも自社の社員により配達しているパターンが多いです。
自社配送の場合は人件費のコストが高くなることが多く、結果として原価300円のピザが2500円になってしまうのです。

逆に海外では、日本でも最近増えてきたUberEATSのようなシステムが一般的。
配達パートナーに宅配してもらうので、パッキング費用こそかかるものの食品自体の値段はお店とあまり変わりません。
東南アジアでは人件費が安いので、配達料金自体もかなり安いです。
マレーシアでは配達可能範囲ギリギリの遠方からの配達でも、日本円で500円を超える事はまずあり得ません

お店に行くよりもなぜ安くなるの?その答えはバウチャー!

1つ注意しておきたいのが、好きなものをなんでも適当に注文すれば安くなるわけではありません。
お店に行くよりも安くするために必要な事は、以下の二点です。

  • 各種割引キャンペーンを利用すること
  • 配達料の安い近場のレストランであること

フードデリバリーサービスでは、ほとんどの時期にキャンペーンを開催しています。
利用可能な店舗は限られますが、様々なバウチャー(クーポンコード)が発行されており、入力することで現金値引きやパーセント割引が受けられます。

また、近場であれば配達料が無料~100円以下のレストランがあります。

これらを活用すれば、デリバリーサービスを使った方が普通にお店に行くよりもお得といった状態にすることが可能です!

これと全く同じものをお店で食べるとRM26。RM4=100円ほどお得に。

バウチャーの基本的な使い方

  1. アプリトップのキャンペーンバナーなどを見て、バウチャーのあるお店を探す
  2. その中から食べたい商品をカートに入れる
  3. 決済前にコードを入力
  4. ディスカウントされた金額を確認してから注文確定

注意しなければならないのが、クーポンコードは決済時に自ら入力しなければならないこと。
自動適用ではありませんので、慣れないうちはキャンペーン情報を見た時にコードをメモしておくことをオススメします。
1文字でも間違うとキャンペーンが無いと表示されるので、打ち間違いのないように注意!
英語ならいいのですが、マレー語だったりするとスぺルを覚えにくい……。

マレーシアの代表的なフードデリバリーサービス

以下に代表的なフードデリバリーサービスであるGrabfoodfoodpandaの特徴や、代表的なクーポンの種類をご紹介します。

※時期によっては以下のようなバウチャーが無い場合もありますので、公式サイトを確認してみてください。
※クーポンコードはマレーシア準拠です。

Grabfoodの特徴

Grabはマレーシアを始め、東南アジアでシェアNo.1の配車アプリです。
最近ではフードデリバリーや食料品の買い物、電子マネーなど、その機能は多岐に渡っています。

GrabのフードデリバリーサービスであるGrabfoodの特徴は以下のようなものが挙げられます。

  • 配達パートナーが多いので宅配遅延が少ない
  • 登録店舗数が多い
  • 配達可能範囲が広い
  • 距離によって配達料がピンキリ

Grabfoodを利用するメリットとしては、やはりサービスの安定性が挙げられます。
また、電子マネーGrabpayにチャージして利用することで割引として使えるポイント溜まるので、よりお得に。
トラブルが起きた際のサポートなども比較的しっかりしています。

Grabfoodのバウチャーには最大3回など、アカウント毎に最大利用回数が定められています。

代表的なバウチャー

割引率や限度額、利用可能回数などは時期によりますが、見かける頻度の高いクーポンコードを紹介しています。
キャンペーンはこの限りではありません。

HOTDEALS

結構いつもやってるキャンペーン。
RM10くらい割引されます。

PENIAGAKECIL

最大50%(最大RM12.50)の大幅割引コード。
単語的に、スモールビジネスを応援する感じのキャンペーンかな?
やってたらラッキー。

SIGNATURES

これも見かける頻度が高いバウチャー。
20~30%くらいの割引が付きます。
限度額はRM8くらい。

PICKUP40

レストランが近い場合は、最大40%OFFになるセルフピックアップキャンペーンも選択肢に入ってきます。
似たようなPICKUP20や30もありますが、40の時がオススメ。

FREEDEL

配達料金が高い場合、RM5~8ほど値引きしてくれます。
配達料がRM2など、元々安いレストランで使うのはオススメしません。

foodpandaの特徴

こちらも東南アジアやヨーロッパを中心にサービスを展開している大手フードデリバリーサービス。
元々はフードデリバリーのみでしたが、最近買い物代行のサービスが始まりました。

  • 配達パートナーはGrab同様かなり多め
  • 登録店舗数が多いが、配達可能範囲が狭いので実質使える店舗は少なめ
  • 配達料が安い

無料配達も多く、近場での宅配料はfoodpandaの方が安いように感じます。
しかしレストランによっては、その分食べ物自体の値段が高く設定されている事があるので注意が必要です。
Grabfoodとうまく使い分けしましょう。

foodpandaのバウチャーにはアカウント毎に最大利用回数が定められているほか、一日あたりに使える総数が制限されている場合もあります。

代表的なバウチャー

割引率や限度額、利用可能回数などは時期によりますが、見かける頻度の高いクーポンコードを紹介しています。
キャンペーンはこの限りではありません。

PANDABARU

新規登録者向けの割引率の高いコード。
初回のみ40%引きですが、RM10なのでRM25~30程度の注文で使うのがオススメです。

ONLYONPANDA

foodpandaでは一番見かける頻度が高いキャンペーンだと思います。
割引率は40%と高いですが、限度額がRM6などと低めに設定されているので結局意味ないということも。

TAPINTOFOOD

こちらも結構頻度は高め。
割引率が低かったとしても、意外に限度額が高めに設定されている事もあり、高額注文の時に使うとお得だったりします。

MAKANONLINE

コロナ禍によるロックダウンに入って見るようになったキャンペーン。
RM25以上の注文、月8回までといった制限がかかっているものの、RM8の値引きが出来る優秀なコードです。

MAKAN40

MAKAN●●(数字が入ります)といったキャンペーンもたまに見かけます。
こちらも限度額が高めに設定されていますので、見かけたら使ってみましょう。

利用前にアプリトップに表示されるバナーを見よう

これらのキャンペーンはアプリを開いてすぐ表示されるバナーで確認できます。
色々なキャンペーンが同時進行で開催されており、分かりづらい場合はPC版の公式サイトで確認してみましょう。

また、Grabfoodやfoodpandaで利用可能なバウチャーを使い切ってしまった場合は、また別のアプリを使ってみるのもオススメ。
他にも多くのフードデリバリーアプリがあるので、時期ごとに使い分けるとお得です。

この記事のおさらい

フードデリバリーサービスは日本ほど高くない!
配達料の安いお店でバウチャーを使うとかなり節約できる
フードデリバリーアプリは複数入れよう